転職による一次面接の通過率は?転職を成功させる基本の「キ」

雇用の流動化を促すために、政府も副業の解禁や転職活動を支援する制度を整えつつあります。
副業については大企業ほど解禁には慎重である傾向がみられるものの、転職活動については心理的ハードルこそ高いですが、個人の自由裁量によるところも大きいです。

しかし、転職希望者にとって、希望通りに就職できるかどうか、その成功率が気になる方も多いのではないでしょうか。
本記事では、

  • 転職活動における一次面接の通過率
  • 転職希望者が面接で落とされる理由
  • 通過率を上げるためのコツ

などについて、まとめていますので参考にしてください。

転職活動における一次面接の通過率は?

転職活動の面接は、一次面接、二次面接、(三次面接)、最終面接と新卒採用と同じような手順を踏みながら進んでいくことが普通です。

なかでも、転職活動については一次面接の通過率が低いと感じる人が多いようです。
新卒として就職活動をしていたときと比較して、「こんなに苦労した?」と過去を思い返す人も多いでしょう。

実際に、新卒採用では一次面接の通過率は50%以上になる企業も多く、半分以上が通過しているという事実があります。
この数字と比較すると中途採用の一次面接の通過率は低い傾向にあるのが分かります。

転職・中途採用の一次面接の通過率

転職活動における一次面接の通過率は、平均的には20%から30%程度とされています。
一次面接は書類選考を通過した候補者が、企業の担当者と実際に対面して行われる面接です。

この段階で候補者は自分のスキルや経験をアピールし、企業の文化や価値観に適合するかどうかが評価されます。
通過率は業界や企業によって異なり、特に求人市場の競争が激化している場合には低下することがあります。
通過率だけ見ると、適切な準備と自己ブランディングが必要不可欠であると思わせる通過率です。

書類選考の通過率は?

一次面接の通過率の低さに注目されがちな転職活動ですが、書類選考に通過しないと一次面接に進むことができません。
産業や地域、企業によって異なりますが、一般的な転職活動における書類選考通過率は、約10%から20%程度と言われています。
書類選考の通過率の方が一次面接の通過率よりも実は低いのです。

全体としての通過率は?

中途採用として選考通過する割合を採用段階ごとに概ねまとめると、

  • 書類選考通過率
    平均的には10%から20%程度
  • 一次面接通過率
    平均的には20%から30%程度
  • 二次~最終面接通過率
    平均的に30%から50%程度
  • オファー獲得率
    最終面接を通過した候補者が最終的に企業からオファーを受け取る割合です。
    これは一般的に70%程度と言われています。

オファー獲得と最終面接は異なります。
オファー面接は選考ではなく、労働条件など細かい内容を確認していきます。
オファーを獲得するための面談をオファー面談と言いますが、この面談が理由で不採用となることは原則としてありません。

ただし、過去の面接内容に虚偽があった場合や、SNSなどの投稿によって不適切なものが見受けられた場合は不採用となることもあります。
また、条件の不一致などによってお互いが納得できない場合には採用となりません。

したがって、最終面接を通過しても、応募している企業に就職することになるとは限らず、オファー獲得率は100%とはなりません。

転職活動は何社に応募するの?

「転職活動は何社に応募するのがいいのか」という疑問をもたれる方も多いでしょう。
今と同じ業界を希望しているのか、条件には強いこだわりがあるのかによって応募する企業の数は絞った方がいい場合も、多くした方がいい場合もあります。

一般的に、転職活動をする年齢が高くなればなるほど、応募する企業の数は増える傾向にあります。
具体的には、
20代: 平均して5~10社程度
30代: 平均して10~15社程度
40代: 平均して15~20社程度
50代以降: 平均して10~15社程度

年齢が高くなるほど、転職のハードルは高くなるため、応募企業数も多くなっていきます。
ただし、ある程度の年齢を越えてしまうと、求められるスキルが明確になるため、応募企業数を増やさなくても、そのスキルを評価してくれそうな企業に絞って応募することで転職活動が成功しやすくなるでしょう。

一次面接の通過率を調べる方法2選

一次面接の通過率は30%程度と紹介しましたが、業界や企業によって大きく異なることも珍しくありません。
転職活動をしている人たちにとって、通過率は大きな関心事であるはずです。

一方で、一次面接の通過率が明確に分かるような資料を企業が公開していることはほとんどありません。
そこで、あくまでも推測の域は出ないものの、一次面接の通過率を予測する方法を2つ紹介します。

最終採用者数から逆算する

採用者数と応募者数が分かれば、およその倍率が分かります。
倍率が高ければ高いほど、一次面接でも絞り込みが行われている可能性があります。

一般的に25倍(新卒入社の場合)を超える倍率の場合に「倍率が高い」と言われるようになります。
倍率には、経済状況や企業の業績など、様々な要因が関係しますので参考程度にしてください。
なお、細かい採用倍率情報については「就職四季報」に掲載されます。

中途採用の場合には、スキルや経験によって倍率に関係なく採用されることもありますので、社会人として培った背景を活かした転職活動など幅を利かせることができるようになります。

採用条件時に求められるスキルを調べる

採用条件になる能力・スキルの高さを調べておくことも、一次面接の通過率を予測するうえで重要な要素になります。

企業ホームページや採用媒体では、

  • 求める人物像
  • 求められる能力・スキル

について書いてあることがほとんどです。

また、従業員の活動履歴などを見ると、その企業でどんな活躍をしているのかが分かります。
その従業員の経歴などを見たときにスキルや能力の高さを感じ取れる場合もあるでしょう。
これが、求められている能力やスキルが高いという意味です。

具体的に資格・実績という形で能力やスキルが求められる場合もありますし、そうでない場合もあります。

一次面接の通過率が高い企業・低い企業

一次面接の通過率が高い企業・低い企業にはどのような特徴があるのか、簡単にまとめています。

一次面接の通過率が高い企業

一次面接の通過率が高い企業や業界にはいくつか共通の特徴があります。

  • 求人情報が明確である
  • 人手不足業界である
  • 人柄やコミュニケーションを重視する選考を行っている

明確で具体的な求人情報が提示されていれば、応募者は自分のスキルや経験を的確にマッチさせることができるため、採用したいと思える人材が集まりやすく、結果的に一次面接の通過率も高くなる傾向にあります。
採用プロセスが透明で、適切なフィードバックが提供されることも多く、今後の選考に対してどのような準備をすればいいのか、志願者側にとっても分かりやすくなるというメリットもあります。

人手不足業界についても通過率が高くなります。
これは介護業界など特定の業界に限った求人になる傾向があるものの、採用率だけで見れば群を抜いている場合もあります。

最後に、人柄やコミュニケーション重視の採用を行っている場合ですが、営業職の採用が多い企業や業界では、コミュニケーション能力を重視した採用活動を行っているケースが多々あります。
人柄やコミュニケーションスキルというのは、一度の面接で把握しきることは不可能です。
社内での研修や教育内容の吸収力はコミュニケーションスキルによっても大きく異なり、採用側としても慎重に判断したいところがあります。
この場合の「一次面接の通過」は「保留」という意味合いでの通過であることが多く、今後の選考で不採用になる可能性は十分にあり得ます。
入り口を広くしている分、一次面接の通過率としては高くなっているだけと考えましょう。

一次面接の通過率が低い企業

一次面接の通過率が低い企業や業界にもいくつか共通の特徴があります。

  • 人気企業である
  • 求められる能力・スキルが高い

人気企業であり、応募者が多ければ多いほど、採用倍率は高くなります。
いい人材を採用したくても採用担当者側の時間も限られています。
書類選考時でも面接時であっても、直感的に判断されてしまうケースも多くなるでしょう。
採用側にも明確な基準がありますが、直感的にでも、その基準を越えない場合には採用されません。

また、本記事でも少し触れましたが、求められる能力・スキルが高い企業も通過率は低くなる傾向があります。
スキルや資格が「必須」ではなく、「推奨」となっているだけの場合が特にそうです。
資格があることが採用の条件ではないにしても、資格を持っていない際には、自分を採用した場合のメリットを売り込むことが難しければ、採用されるのは難しいかもしれません。

一次面接で不採用になる5つの理由

新卒と比べると転職希望者の方が、一般的に採用率が低くなる傾向があります。
しかし、基本的な項目で不採用になってしまうケースも多いため、基本部分を抑えてくだけでも結果が大きく変わることも期待できます。

①転職理由が明確でない

自己分析の精度に関係するところですが、転職理由が明確でない場合には一次面接で不採用となることが多いです。

転職活動を成功させるためには、明確な転職理由を持つことが重要です。
面接官でなくとも、転職希望者に対して「なんで転職を希望しているのか?」という疑問は誰もが持つのではないでしょうか。

転職理由が曖昧だと、企業に対する熱意や適合度が伝わりにくくなります。
具体的な理由や目的を持ち、自信を持って伝えることが重要です。

②カルチャーに合わないと思われる

企業のカルチャーや価値観が応募者に合わない場合、一次面接で不採用になる可能性が高まります。
面接では、自分が求める働き方や企業の文化についても考えましょう。
能力の有無よりも企業カルチャーに合うか、合わないかの方が生産性を考えるときには大切です。
自分の価値観と企業の価値観が偽りなく「相性がいい」と言い切れるものなのかどうか、これを採用側、転職希望者の双方が面接の場で確認し合うことが必要です。

③質問に答えられない

面接では、知識やスキル、適性を評価するために質問が行われます。
質問に答えられない場合、採用側は候補者の適性を判断しにくくなります。
事前に企業や業界についての基本的な知識を身につけ、具体的な例や経験を交えて質問に答えるよう心掛けましょう。

④ビジネスマナー・印象の問題

服装や身だしなみ、姿勢や表情なども採用の判断材料となります。
礼儀正しさや丁寧なコミュニケーションも印象を左右します。
ビジネスシーンでのマナーやエチケットについても心得ておくと良いでしょう。
印象は個人差が大きく表れてしまううえに、受け手の好みにも左右される厄介なところです。

特定の個人をイメージして印象をよくしようとするのではなく、広く一般的に受け入れられる話し方や表情を意識してみましょう。

⑤志望動機が弱い

応募者がなぜその企業や職種に興味を持ち、なぜ転職を考えているのかを明確にすることが重要です。
志望動機が弱い場合、企業側は候補者が真剣に働く意思を持っているかどうかを疑う可能性があります。
自分の将来像やキャリア目標を具体的に示し、企業への熱意を伝えましょう。

転職希望者が一次面接でよく聞かれる質問

転職希望者が一次面接でよく聞かれる質問と回答例をピックアップしていますので、参考にしてください。
一文を短く、質問された内容に適切かつ簡潔に伝えることが重要です。
一問一答形式のように掲載していますが、実際の面接では、一つの回答について深く掘り下げて質問が続くことが普通です。
自己分析を丁寧に行って、自分の軸をしっかりもって面接に臨みましょう。

自己紹介・自己PR

新卒採用、中途採用に関係なく最初は自己紹介や自己PRを求められることが一般的です。

【質問例】
「自己紹介をお願いします。」
「強みや特技について教えてください。」

【回答例】
「初めまして、私は〇〇と申します。前職では〇〇のプロジェクトを担当し、〇〇を達成しました。私の強みは〇〇で、〇〇の経験があります。」

志望理由

なぜこの企業や職種に興味を持ち、応募したのかを明確に伝えることが重要です。

【質問例】
「当社を志望する理由は何ですか?」
「なぜこの職種に興味を持ちましたか?」

【回答例】
「貴社は産業界のリーダーであり、持続可能な取り組みに力を入れている点に魅力を感じました。私は環境問題に興味があり、貴社での活躍が将来の目標に合致しているからです。」

転職・退職の理由

転職時の面接では必ず質問される内容です。
転職や退職の理由はマイナス評価をもたれないように気をつけましょう。
辞めようとしている職場の悪口を言うことは絶対にあってはいけません。
不平・不満を漏らして周りの環境を変えようとしている人よりも、自分のことを前向きに変えられる人の方が採用率は高くなります。

ただし、労働時間の超過やハラスメントの常態化などについて直接伝えることは許容範囲とされています。
人間関係など、感情が原因となった転職ではなく、自分のことを冷静に分析した結果の転職活動と受け取ってもらえるように努めることが重要です。

【質問例】
「退職の理由は何ですか。」

【回答例】
「現職では営業職として勤務しています。私は商品やサービス開発に直接携わることはできていませんが、お客様の声に耳を傾け、それを基に新しいアイディアを考えることには自信があります。
実際に、今の上司や周りにも、お客様から頂いた声を基にアイディアをあげ、社内でも共感の声を多くいただくことができました。
実現に向けた可能な限りの行動を起こしたのですが、人員やコストの面で実現させることができず、私の限界を感じました。御社のようなお客様目線を徹底している企業の商品企画で仕事をさせていただければ、スキルを十分に活かせると思い、転職を志願しました。」

今後のキャリアプラン

応募者が自身の将来像を明確にし、それを企業に伝えることが求められます。

【質問例】
「将来のキャリアプランについて教えてください。」

【回答例】
「私の将来の目標は、リーダーシップを発揮しながらプロジェクトを推進し、チームの成果を最大化することです。そのためにはコミュニケーション能力やリーダーシップスキルをさらに磨き、プロジェクトマネージャーとして活躍する道を目指しています。」

転職先に求める条件

よく聞かれる質問の一つに転職先に求める条件に関する内容があげられます。
退職理由が不満によるものであれば、同じような理由で退職されてしまう可能性を採用側は気にします。
応募者は自身の希望や価値観に基づき、理想的な職場環境を説明することが求められます。

【質問例】
「転職先に求める条件はありますか?」
「どのような職場環境で働きたいと考えていますか?」

【回答例】
「私にとって重要な

のはチームワークが重視される環境です。また、成果を評価してくれる風土やキャリアアップの機会があることも重要視しています。」

一次面接で重視されるポイント

転職希望者が面接をする際に、採用側が気にするポイントをいくつかあげておきます。
ここで紹介する内容は、中途採用か新卒採用かに関係なく、どのようなシチュエーションでも概ね当てはまるものだと思います。
最後に、「結局どれが重要なのか、どうすればいいのか」ということについても触れています。

  • 第一印象
  • 受け答えの仕方
  • 誠実さ・素直さ

第一印象

第一印象は大事です。
自分の身だしなみを鏡で確認するなど、基本的なことはやっておいて損はないでしょう。
最低限のマナーによっても第一印象は左右されます。

オンラインでの面接を実施する企業もあるため、身だしなみに手を抜いてしまう応募者もいますが、対面で面接するときと同じ心構えで準備をしておくことをおすすめします。

噛めば噛むほど味が出る「人」も大事ですが、限られた時間の中で自分を売り込むためには第一印象に助けてもらう必要もあるでしょう。

受け答えの仕方

受け答えの仕方はコミュニケーション能力を知るための大事なポイントです。
「面接」と聞くと、重々しい雰囲気を感じますが、「聞かれたことに的確に回答する」ことが面接では重要です。
そのためには、

  • 聞かれていないことは極力話さない
  • 話を聞くときと話をするときとで表情を使い分ける、相槌(あいづち)など
  • 質問されたことに対して結論から話す

を心がけるといいでしょう。

話を聞く側になったつもりで、相手が「どんな回答を求めているのか」「何を聞きたいと思っているのか」を意識しながら、双括型(最初と最後の両方で結論を提示する型)で回答するように心がけてみましょう。

誠実さ・素直さ

誠実さや素直さを重視している企業は少なくありません。
誠実さや素直さは、間違っていることを「間違っている」と言える、組織の方向性に背かない、会社の機密情報を守ってくれると思わせる人材に映ります。

面接中に「仕事での失敗談を教えてほしい」という内容があがったら、これは、その人のチャレンジ精神や失敗を克服したエピソードについて聞きたいだけでなく、その応募者の誠実さや素直さが見られている可能性があることも覚えておきましょう。

面接官が重視するポイント・重視しないポイント

求人・転職支援をしているdodaの調査で、職種別に「面接で重視するポイント」と「あまり重視しないポイント」をまとめたアンケート結果がありました。


(出典:パーソルキャリア株式会社doda 採用担当者が面接で見ているのはどこ? より引用)
前述したように、第一印象の重要度の占める割合は大きそうです。
しかし、「あまり重視しないポイント」をまとめたものにも「第一印象」という回答が上位に含まれています。


(出典:パーソルキャリア株式会社doda 採用担当者が面接で見ているのはどこ? より引用)

採用側としては、第一印象は重視しつつも、それだけで採用・不採用を決めているわけではないということが表れています。
重視しない項目については、他にも転職希望者に対する質問として王道である「転職の理由」もあまり重視しない採用担当が多いようです。
少し驚きの結果ですが、小手先の回答だけで判断しないという表れとも言えます。

まとめると、表面的なものを繕った面接の準備をするのではなく、自己分析をしっかりとして、質問された内容ごとに矛盾しない回答をすることが重要であると言えるでしょう。
これは、面接だけでなく応募書類との整合性という観点からも重要です。

転職希望者必須!一次面接の通過率を上げる方法

転職希望者に読んでいただきたい一次面接の通過率を上げる方法で主要なものをピックアップしていますので、参考にしてください。
ただし、転職活動の最重要項目が自己分析であることに変わりありませんので、優先順位は誤らないようにしましょう。

自己分析と志望動機をリンクさせる

本記事でも自己分析が重要であると何度か書きました。
その自己分析の内容を志望動機とどう関連付けられるのかが重要なポイントです。

採用側が気にするポイントの一つに「転職してからすぐに退職とならないか」というものがあります。
何度も転職を繰り返すことを好印象と捉えてくれる企業もあれば、あまりよい印象をもたない企業もあります。
「どちらがよいか」という話ではなく、「どのような企業文化なのか」というだけのことです。
採用した人材が退職した場合に「採用の責任を感じてしまう」採用担当の割合は多いです。
転職をはじめとして、雇用の流動化を促進させたい政策とは裏腹に、まだ転職を繰り返すことを前向きにとらえる企業はそこまで多くないことも事実でしょう。
そこで、面接時には間接的に人材の定着を匂わせるような回答を挟(はさ)めると効果的です。

ジェスチャーを使う

適切なジェスチャーは面接官に好印象を与えますが、慣れていない場合には無理に使う必要はありません。

感情面など、言葉では表現しにくい部分を相手に伝える際にジェスチャーは有効です。
また、自分の体の全面で大きなジェスチャーを行うことで相手に自身や誠実さといった印象を与える効果があるとも言われています。

瞬きの回数と視線に注意する

瞬きの回数と視線にも注意しましょう。
小手先のテクニックになりますが、なるべく目を見て話すようにしましょう。
どうしても緊張してしまい、目を見ることができない場合には、相手の首元(ネクタイなどがあれば、ネクタイの結び目当たり)を見るようにしてみましょう。

また、緊張すると無意識のうちに瞬きの回数が増えたり、首を傾けたりする人も多いですが、これは相手に自信のなさを見抜かれてしまうこと、今までの回答や応募書類とで矛盾があるのではないかと不信感を抱かせることにもつながります。

転職に係る面接だけでなく、仕事でも自分の失敗を隠そうとすると所作に不自然なところが出ます。
普段の仕事でやらないことを面接でやってしまうと、通過率は低くなります。

まとめ:一次選考の通過率30%は参考程度に

転職一次選考の通過率は30%と言われていますが、これはあくまで参考程度の数値です。
転職を成功させる要因は、一次選考だけでなく、応募書類の作成や自己分析にもありますし、どちらかというと、後者の方が重要かもしれません。

転職を成功させるためには自己と企業のマッチングが重要です。

採用されるかどうかだけでなく、採用された後も仕事を続けられるようにするためにも、面接上の注意点やテクニック以外にも、企業リサーチ・自己分析をメインに取り組めるといいでしょう。

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